こんにちはランニングトレーナーの院長山下勇作です。
短距離陸上選手の太もも(ハムストリングス)の肉離れはよく見かけますが、
なぜ起こるのでしょう?
原因はウォーミングアップ不足とかいわれていますが本当にそうでしょうか?
確かに少しは影響があるかと思いますが
頻繁に繰り返す方は、実は筋肉の使い方にも問題があります。
そもそも短距離選手が使うクラウチングスタート時は
体とともに骨盤が前傾姿勢になって運動学的に
ハムストリングが力を入れながら伸ばされている状態になります。(遠心性収縮)
そしてより遠くへと足を出そうとしてストライドが長くなってしまいます。(オーバーストライド)
そして、単純にハムストリングが硬い。(筋伸張性低下)
短距離選手の多くの人がこれに当てはまります。
ではなぜ肉離れを繰り返す人と全くなったことがない人がいるのでしょう?
①下腿部での蹴り出しが大きく接地が遠い
②胴体を前傾が大きい
③接地中の膝の屈曲が大きい
この3つが大きな違いになります。
そして重要なのが股関節を伸展する筋肉のバランスが弱いとこの傾向が強くなります。
つまり股関節の前側の四頭筋が強くて
逆に大殿筋とハムストリングのパワー不足も考えられます。
それを統合的に解決するには
大殿筋やハムストリングの強化運動とそして
骨盤の前傾を保持する体幹筋の強化を行う。
これはチューブを利用したハムストリング強化運動です。
そしてこれは体幹筋を鍛えて骨盤を安定させてます。
出来るだけ背中を丸くさせずに骨盤から後頭部までが一直線になるようにしましょう。
そしてこれは骨盤の前傾位を保ったまま行うレッグエクステンションです。
ポイントは腰をそらせて行うことで太ももの裏側はより伸びやすくなります。
これらは一部ですが再発予防として自宅でリハビリとして行って下さい。
姫路市のやました接骨院はランニング障害の治療で実績があります。ランナーの皆様を応援致します。
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