トレッドミル走について(2018/03/04(日))

雨の日やジムランナーのトレッドミル走は

ロードでの走りにどう影響するのか?

当院でもフォーム分析に使っていますが


すごく気になります。
まず


接地時の股関節と膝関節の屈曲角度


足関節の背屈角度が少なくなります


これが時速12kmトレッドミル走


そしてこれが時速約12kmロードでの走り
接地の角度や股関節、膝関節の角度が少しですが

違うことおわかりでしょうか





トレッドミルの走りは

スピードが上がるほど

接地位置が少し前に出てしまう

(ということは接地時に少しブレーキ
がかかる可能性がでてくる)




そして

ストライド(歩幅)が短くなり

ケイデンス(回転数)が増える傾向にあり


傾斜の下りのテクニックや

方向転換のスキルを磨く機会もなくなります


そして何より

色んな地形の場所を走ることで得られる

動きの多様性や平衡感覚

関節の動揺安定性が

養われないことはもったいです


通常のロードは

アスファルト、コンクリート、土など

一見平坦に見える場所でも

トレッドミルほどフラットな路面環境などなく



トレイルランなどは


様々な地形を走り



その一歩一歩が足に違う角度で

刺激を与えてくれる作用があります

ただしトレッドミル走には

もちろんいい面もあって


心肺血管機能の向上


すこしバウンドする走行面を走ることで


地面からの反発力が減るので

慢性的なケガから回復するときには

いい影響はあると思います


ですからトレッドミルを

メインに練習するのではなく



雨の日やケガからの回復に

もってくるのがいいかもしれないですね



次は↓太ももの裏側の鍛え方間違ってないですか?