短距離走のランニング障害で最も多いのが
ハムストリングスの肉離れです
好発部位は以下の
筋肉の中央部と坐骨部の筋腱移行部です
なぜ短距離走に多いのかというと
短距離走というのは
大きく前に足を出さないといけませんので
必然的にストライドが広くなり
ハムストリングスがオーバーストレッチされる
（引っ張られ過ぎてしまう）
ことにより起こってしまうものです
骨盤の前傾（腰の反り）が強い選手などは
解剖学的に筋長がのばされやすく
ハムストリングのへ伸張ストレスがかかってしまう
また、単純にハムストリングスが
硬いランナーにも多いと思います
ハムストリングスが硬いかどうかは
立った状態で片足を椅子などの上に置いて
前屈してみて下さい
その時に太ももの裏が硬くて伸びない方は
ハムストリングが伸びにくい状態が原因で
肉離れを起こしやすい可能性があります
一回なると何度も繰り返してしまう
ハムストリングスの肉離れ
急性期（負傷してすぐ）は
安静第一で
医療機関で包帯で圧迫するなど適切な処置
を受けましょう（接骨院でも治療可能）
ですが
一度慢性化してしまい競技を続けてしまうと
なかなか完治せずに尾を引いてしまいます
根本的に治したい方は
急性期を過ぎた後に適切なトレーニングをしましょう
次はトレーニングの
やり方について説明いたします
